子どもを持つ親御さんなら、育児をしている中で誰もが叱り方について悩むことでしょう。
確かに、子どもを上手くしかるのは非常に難しいです。
ただ感情のままに怒鳴るのは簡単ですが、それによって子どもの成長に悪い影響が及んだり、親の方が自分のことを責めるようになる場合があります。
ここでは育児をする上で、子どのもうまい叱り方とはどういうものなのかお教えします。
年下の子どもやおとなしい子、弟や妹、体の不自由な人や動物など、自分より弱いものをいじめるのは人として許されませんので、この場合は親として叱る必要があります。
子どもの周りには日常的にさまざまな危険なものがあります。
たとえば、外出すると車や自転車が走っているため、ふとしたことで事故に遭遇するかもしれません。
また、雨の日など路面が濡れているため、急いで走ったりすると滑ってけがをするかもしれません。
公園の遊具で遊んでいたら、高いとこから落ちてしまうかも…。
このように、日ごろのちょっとした不注意でさまざまな事故の可能性が子どもの周りには多く存在します。
なので、毎日子どもを叱ってしまうのも仕方のないことでしょう。
人間は生きていく上で他の人と人間関係を構築するため、さまざまなルールを守る必要があります。
この社会的ルールが身につかないと社会の中できちんと生きていけないので、子どもに対して親はルールを守ってもらいたいがために厳しくなってしまうのは当然です。
年下の子どもやおとなしい子、弟や妹、体の不自由な人や動物など、自分より弱いものをいじめるのは人として許されませんので、この場合は親として叱る必要があります。
育児をする上で子どもをうまく叱るには子どもの自尊心を保つことが大切です。
ある程度の年齢にまで成長すれば、子どもの自尊心を壊すくらい叱らなければならないこともあります。
ですが、まだ小さいお子さんにそのような叱り方をしてしまうと、精神的な成長に支障をきたすことがあります。
たとえば、自己万能感という自分自身を肯定する力のことで、誰でも自分自身は人より能力があると思わないと堂々と人生を歩くことなどできません。
ですが、自尊心を壊すような叱り方をしてしまうと、この自己万能感を持てなくなってしまい自分に自信を持って生きられなくなります。
育児をする上でうまく子どもを叱るには能力や人格を否定せず、叱るべき行動についてだけ叱るようにしましょう。
つまり、あなたが悪いということでなく、あなたのした悪い行動を叱っていると分からせることです。
よくしつけと称して暴力に訴える方がいますが、これはやってはいけないことです。
実際に子どもは痛い思いをすれば親の言うことを聞くでしょうが、それは痛い思いをしたくないから親の言う通りにしているだけ。
何がいけなかったのか本質を分かっているわけではありません。
暴力の度が過ぎると虐待になってしまうので、暴力で言うことを聞かせるのは絶対にやめましょう。
子どものうまい叱り方として長々と叱らないというのがあります。
短く簡潔に分かりやすく叱るようにしましょう。
そうすれば、子ども自身気が散ることなく自分の伝えたいことだけを受け止められるはずです。
親に不信感を持つのは親の発言の中に矛盾があった時。
前に叱られたことが次はいいと話が変わっていたり、親がだめだと言っていることをやっていては子どもは頭の中が混乱します。
子どもに不信感を持たれてしまってはいくら叱っても説得力がなくなります。
矛盾した叱り方をするのはやめておきましょう。
育児をしていて子どもを叱る時、色々なことをいっぺんに言わず、1つにポイントを絞って叱ることが大切です。
叱っているうちにあれもこれも…という具合に他のことを思い出しても1つに絞って厳しく叱るようにしましょう。
そうすれば、子どもも何について叱られているのか分かりますし時間も短くて済みます。
子どもが悪いことをしたら、たとえ第三者がいる場面でもその場で叱ることが大切です。
よく、他人がいる場面では叱らず家に帰ってから叱るという親御さんがいますが、それだと子どもは何がどうダメだったのか分からないです。
必ずその時、その場で子どもを叱るようにしましょう。
子どもを叱った後はフォローすることも重要です。
叱った後に必ずフォローしてあげれば、自分は親から大切にされていると思えるからです。
育児を上手くしようとするすると、上手くいかないときイライラしてしまいます。
ですが、育児に上手いも下手もありません。
育児では、自分の理想があると思います。その理想の自分と違うとイライラは強くなってしまい、理想の自分に近付こうとして空回りしてしまう人もいます。
どんな時、どんな事も完璧な人はいません。なにかしら失敗してしまうこともあります。
その失敗を恐れてしまったら、失敗することに臆病になってしまわないように、育児でも失敗はつきもので、その失敗を取り返す方法があるということをわすれないようにしましょう。